宗教法人 自生常樂会

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心のことばkokorono kotoba:everything changes according to one's own mind.

2025年9月21日/秋季彼岸法要会(あいリレー福祉事業グループ石岡地区,つくば地区)

お彼岸法話

今日はお彼岸ですので、皆様のご先祖様の供養をさせて頂きました。
彼岸は7日間ありますが、どうして7日なのかという話をさせて頂きます。中日の一日はご先祖様の供養をする日です。お墓参りに行ったりしますね。あとの6日は、私たちが修行をする6日間なのです。どのような修行かと言いますと、六波羅蜜という六つの修行です。布施(ふせ)・持戒(じかい)・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)の六つです。これを一日一つずつ修行するのです。 でも全部修行するのは私たち凡人にはなかなか難しいですね。そこでお勧めするのは「布施」です。布施というのはお寺さんにお金を持っていくことだけではないのです。相手の気持ちを覚(さと)って、自分の持っているものを差し出すことも布施です。お金のある人や物を持っている人はいいですけれど、自分は何も持っていない!どうしよう・・・と思う人もいますよね。大丈夫です‼その時は「和顔施((わがんせ)」というのがあります。皆さん、あいリレーの施設にいて、お隣に座っている人や職員さんに「ありがとう」と心を込めて笑顔を向けてみてください。きっと周りの人たちがみんな笑顔になりますね。幸せを感じますね。これも布施です。お彼岸のこの一週間、日々無事に過ごせることに感謝しながら、ぜひ「和顔施」をやってみてください。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年はとても暑いですね。お身体に気を付けてお過ごしください。ありがとうございました。(参加者 計350名)

2025年8月14日、15日/盂蘭盆会 出張法要(あいリレー福祉事業グループつくば地区,石岡地区)

説法

今日はお盆の法要で、皆さんのご先祖様の供養を勤めさせて頂きました。

お盆はご先祖様が自分のところに帰ってくる、と仏教では言われています。
(へぇー)

自分がこの娑婆世界で生きている、ということはお父さんお母さんがいるからですね。そして、そのお父さんお母さんにも父母(ちちはは)がいますね。先ほどの日蓮聖人のお言葉に上(かみ)七代(しちだい)、下(しも)七代(しちだい)とありましたが、上七代は七代前のご先祖様のことです。七代上(うえ)までにご先祖様は何人いるかというと、両親は二人ですから2を七回掛ければでます。2を七回掛けると128人!128人のご先祖様がいないと自分はここにいないのです。とても有難いことですね。ですから日蓮聖人や仏さまたちは、皆さんに「日々生きることを大事にしなさい」と言っているのです。

こうしてお盆を迎え、「ご先祖さま、ありがとう」と感謝をする。そして自分は間違いのない生き方をしていくんだ、改めて誓う。そういう時と捉えてもいいのではないでしょうか。

仏さま、ご先祖様を敬う気持ちは、人間が持っている優しい心から生まれるのだと思います。人間は一人ではありません。他人に助けてもらって、自分も助けてあげる、お互いが支えあって生きています。たとえ自分は体が動かないとしても、職員さんが手助けしてくれることに「ありがとう」と感謝して笑顔を向ける。それだけで職員さんは嬉しいですし励みになります。皆さんの優しい心と笑顔に支えられるのです。

日々ご先祖様に感謝をして周りの人と助け合って、一緒に生きていきましょう。

(参加者 計356名)

2025年3月17日,19日/春季彼岸法要会(あいリレー福祉事業グループつくば地区,石岡地区)

説法

今日から春のお彼岸です。彼岸は7日間ありますね。なぜ7日間なの?と思う人もいるでしょう。いろいろ説はありますが、私はこう思います。

一日は先祖供養の日です。お墓参りをしてご先祖様の供養をします。皆さんは今ここでご先祖様の供養をしましたね。

残りの6日は、私たちが生きているこの世界「此岸」からあちらの世界すなわち「彼岸」に行くための修行をするのです。私たちはおぎゃあと生まれて、この世界で生きています。生きることは大事なことです。でも、生きていれば罪も穢れもあります。それを少しでもなくし成仏するために菩薩の修行をするのです。ここにいらっしゃる千手観音さまも修行をしているのです。その修行には六つあり、六波羅蜜と言います。布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、知恵(ちえ)の六つです。

お彼岸の6日間は布施(ふせ)の修行、持戒(じかい)の修行、忍辱(にんにく)の修行、精進(しょうじん)の修行、の修行禅定(ぜんじょう)、知恵(ちえ)の修行をするのです。

私はその中でも布施の修行、特に和顔施(わかんせ)を大事にしていきたいと考えます。お世話になっている職員さんにも、テーブルで隣に座った方にもにこやかな笑顔で、「ありがとう」「おいしいね」「楽しいね」と声かけてみてください。きっと笑顔が返ってくると思います。その笑顔、その一言が修行なのです。

今日は皆さんと一緒にご先祖様の供養をさせて頂きました。こうやってご先祖様の供養をすることも修行です。

どうぞ、お彼岸の一週間、和顔施に勤めて日々お元気にお過ごしください。

今日はありがとうございました。(参加者 計331名)

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